2010年12月4日土曜日

出荷開始

先日の収穫開始に続き本日より、出荷が始まりました。

花もだいぶ咲いて、紅くなったイチゴも増えてきました。

今日は全ハウスを回って収穫。
予想してたより収穫できました。

午前中に調整・箱詰・梱包して
昼休み後
出荷へGo。

その後は株のお手入れ。

こんな生活が半年間続くのであります。

まだ収穫量が少ないから次回は7日。
もう一回全体収穫したら、全体を3回にわけてローテーションで収穫になります。
3月までは3日収穫して1日収穫休む、4月・5月は毎日収穫。


さてさて、株手入れをしていて発見。
萎黄病、実は全体的にポツポツとある。
学生の頃から、宿敵なフザリウムというカビの一種による病気。
たぶん育苗期間中のどこかで感染したと思われる。
そして、定植の時期のストレスやここまでの暖かい気温により発病。
周りの株へ直ちに感染しハウス全体に伝波ということは無いと思うのでそこまで焦ることはない。
もっと寒くなれば病原菌が活動しにくくなるので、これ以上病気株が増えることはあまりないだろう。
あとは3月以降暖かくなってからどうなるか。

萎黄病
発病すると、葉っぱがキレイに3枚でなくて一部が小さく縮こまった感じになる。
根から入った菌によって維管束が褐変して根も腐敗する。
つまり、養水分が吸収できなくなってしまう。
そして株全体に艶が無くなる。
最悪、枯れます。
イチゴも実るがこちらも艶が無く、食べても全く美味しくない。

そのままにしておいても何のメリットもないので、刈り取ってさようならです。
ただ根を持ち出せる状況ではないのが痛い。
実はこのまま地中で根が腐ると病原菌が大繁殖します。
だから、来年はしっかり太陽熱消毒などで対処しないと、今度は定植したイチゴが萎黄病に。
イチゴを同じところで作り続ける以上、避けては通れないと思う。
そして、病原菌を完全に0にすることは不可能。
色々な菌と棲まわせて特定の菌だけを増やさないようにして病気にさせない管理をするしかない。


ちなみに、株を刈り取ったままだと何もなくてみっともないので、隣の健全株から出てるランナーで補植しておく。
まぁ、年明けて暖かくなる頃にはうまくいけば大きくなってるはず。
再度感染するかどうかはイチゴ次第。


さぁ明日は土壌肥料学会関東支部会で坂戸の女子栄養大学へ行ってきます。
自分の発表はありませんが、後輩達の発表やら情報収集です。

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