2010年9月18日土曜日

ニセっぽい

今日は来客が何件か。
来客といっても、小中の同級生や大学の同期やら。

午前中はがっつりハウスでイチゴ植える準備。
畝の調整、何とか平らにしたいと悪戦苦闘。
色々道具用意すればいいのかもしれないが、とりあえず目視で確認しつつ作業。
関係者の方なんかいい道具会ったら教えて下さい。


そんで午後からお客さん。

まずは、小学校からの親友くん。
神奈川←→埼玉、行ったり来たり、弾丸お疲れ様でした。
研究屋な彼とは研究関係やらアクアリウムやらのトークが弾む。
アクアリウムはいいアドバイス頂きました。
そんでもって最後の方でニセ科学に及び、
「マイナスイオン、ふっプラスはどうした。」
「プラズ●●●スター、あ~怪しい。」
とかね。
最近話題の家電にある機能ですがどうしても信用できない二人です。
久々に面白かった。


続いて登場、滋賀県から出張でやってきた肥料屋のヤマモトくん。
大学の同期。
同じ肥料屋でボクの高校・大学の先輩さんと一緒にやってきました。
目的は今度、埼玉担当になった彼の後輩を鍛える?ためにやってきました。
ヤマモトくん、仕事で来たようですが、あれは完全に遊びに来てましたね。
後輩を鍛える→肥料の営業しに来てるわけですが、
相手が悪いでしょう。
一緒に来た2人はボクの素性をよく知ってるわけですから、可哀想でしたね。
2人の予想通り、普通の農家さんがあまり言わないような質問が後輩くんには投げかけられました。
チョット可哀想でしたが、その後、ちゃんと使えそうな肥料は前向きに検討するよって伝えました。
多分使うでしょう。
しっかし、あのヤマモトくんが後輩を連れてきたりと、変わるもんですね。


でどんなことが展開されたかを以下に続けます。
散文・長文なので興味のある方はどうぞ。


後輩くんは早速やってしまいました。

ボクは窒素とカリが主体の肥料無いかなってリクエストしたのに、

アミノ酸をプッシュした液肥をしかも、窒素・リン酸・カリがバランスよく入った肥料を・・・。

同行した2人は、アチャ~な感じ。
事前に後輩くんを鍛えてねって、あのヤマモトくんから言われてましたから、ボクは容赦しません。

土壌を介した栽培でアミノ酸が植物に直接吸収されて、更にそのアミノ酸がそのまま利用されるであろう事をあまり信用していないボクにその肥料はないよね。
まぁそんなことを知らない後輩くんには酷な事ですが。

という事で、
「アミノ酸てさ、土壌中で微生物と植物が奪い合うと思うのね。
その時さ、微生物の方が優位だと思うんだよね。
そうするとさ、アミノ酸がそのまま効くというより、
微生物に取り込まれ更にその後、無機化して硝酸になって植物に利用されると思ってるんだけどどうかな?
あとさ、アミノ酸が、植物に吸収されてそのまま同化作用の機構に利用されるって、まだほとんど証明されてないと思ったけどどうかな?」
と矢継ぎ早に。
完全にノックアウトだね。
御免なさい。
同行者2人はそうなることを予想していたようですね。

ただ質問に対する明確な答えは無いんですよ。
まだ完全にわかってませんから。
だから肥料屋も100%嘘を言ってるわけではない。
チョット誇張しすぎかなって気がしてるから、信用していない。
まぁ、肥料屋も商売だし、如何に売るかって事だからしょうがないと思うけどね。
肥料屋の見解も聞きたかっただけなんだけなんだ。

まぁ、探してる感じの肥料もあったのでそっちは購入して試してみようかと。

後輩くん勉強してまたおいで。
もう来ないかな・・・。

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