2010年8月30日月曜日

花芽分化はまだですが。。。

定植3日目。
今日は午前中は梨の収穫→出荷だったので、定植作業は一息モード。
1200株くらいかな。

そんでもって、夜から出荷組合のイチゴ部会で、花芽検鏡に行ってきた。

何をするかというと、イチゴの株の成長点を観察して花が咲く準備が始まったか確認すると言うこと。
花芽分化が進んでいるか否かを顕微鏡にて観察。

これがすげ~難しい。
生長点なんて肉眼では確認できません。
顕微鏡を覗きながらメスで生長点に向けてイチゴの葉っぱ→葉っぱになる準備中の細胞を剝がしていきます。
ボクは去年初めてやって、今年で2回目。
先輩農家さんに教えてもらいながらやりましたが中々うまく観察できません。
観察は面白いけど、う~ん、まだまだ修行がたりません。
ちなみにウチのイチゴはまだまだまだ花芽分化はしていません。
(実は観察するまでもない。。。)


花芽分化?
イチゴが生長していくと葉がドンドン展開していく。
ある条件になると葉じゃなくて、花が咲くように生長点が分化する。
これが花芽分化。
その条件は、低温が一番効く(17℃前後が続くと良いはず)。
他に、体内の窒素量や日中の長さなんかが関係する。
ざっくり言うと、イチゴが春になったと関知して子孫を残そうとすると花が咲きます、そしてイチゴが実る。
だから、今の時期多くのイチゴ農家はイチゴの苗を冷蔵庫に入れたり、夜の時間を長くしたりと色々やります。
そんで、検鏡して花芽分化が確認できたら定植が始まる。
だいたい9月に入ってから定植が始まるね。

しかしながらウチは花芽分化とは関係なく既に定植中。
これは、他の農家さんとは幾つか違う条件で苗栽培してるからなんだけど、今のところ早く定植していても、ウチの条件的に問題ないからというのが理由。
なぜそうなるかは自分自身まだよく理解できていない。
親父もはっきり説明できない。
農家特有の、「それで問題ないから」というところ。

幾つか仮説は立ててるんだけどね。
証明は難しいかな・・・。


今年はこの残暑の高温がどう影響するかやや不安だ。

う~ん、
まだまだイチゴのことよく知らないな~と改めて思った。
作業に追われるだけでなくて、もっと勉強しなくちゃ。。。。


【メモ・カンブリア宮殿】
孫正義曰く、
夢を達成できるかは、すごい決意をして恐ろしいまでの情熱で努力したか。
現実が厳しいからこそ、自分の人生のビジョン、志を高く。
妥協すんなってことと感じた。

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