2010年8月16日月曜日

今年の試験は3本立て

お盆も終わり、次期シーズンに向けてイチゴのハウス作業、第2弾が始まりました。
太陽熱消毒していたビニールを剝いで、乾かして、今月末頃からイチゴ苗の定植になる予定です。

本日は午後から試験ハウスの作業。

昨年までやっていた、”緑肥は堆肥の替わりになるか試験”を6年で完了し今年は、新たに幾つかの試験を実施します。

昨年までの結果は、5年分のデータを見る限り十分替わりになるだろうという結論。
まぁ~、当たり前の結果ですが、現場で試験して得たデータですし、親父を納得させたので十分意義はあると思ってます。

さてさて、次期シーズンの試験1は、

太陽熱消毒前に施肥(特異的→しかしウチでは当たり前)と、
太陽熱消毒後に施肥(慣行的→多くの農家さんはこの方法だと思う)

の違いについて。

前者が特異的な理由は、太陽熱消毒をする前に有機質肥料を入れてしまうと消毒中に有機物の分解も進むので肥料の効き方が速まってしまい、ゆっくり効く有機質肥料の特性が十分に活かしきれないためと考えてます。
他には、消毒後に耕耘して空気を入れることが必要と考えられていることや、堆肥を入れて消毒によってダメージを受けた微生物層を復活させるためといった考え方もあると思う。
しかしながら、既に前者での栽培体型を10年以上とっているので十分前者でも栽培できるという結論は得ていますが、今年は改めてデータをとってメリット、デメリットを整理することにしました。

結果は、来来シーズンからの新設ハウスでの不耕起管理に活かす予定。

試験とはいっても、目的は販売のためのイチゴ生産なので、そこまで労力や調査の時間は取れないので、反復いくつもとったりはしません。
どこまで客観的になるかは考えものですが、明らかに差が出れば数年データをとって傾向をつかむ予定。



その他の試験2と試験3についてはまた後日。

そんで作業は、
ハウス奥は既に施肥して、畝立て済み。
ハウス手前に肥料をまいて、耕耘して平たく調整。

6月後半から7月前半に作業した奥に対して、
8月後半作業の手前。。。
作業的には7月に完了させておいた方が楽ですね。

何てったって今日は暑かったからね。
普通だったらハウス内作業後に外に出れば涼しさを感じるんだけど、
今日は、外に出ても暑い、暑い。
堪らず作業後に日陰に逃げて休憩です。


そんな訳で、夏のゆるりと仕事もそろそろ終了。
忙しくなるぞ~~~。

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