2011年3月29日火曜日

続々・思うこと

イチゴの収穫は順調ですね。
寒さはありましたが日差しは高く強くなって暖かくなってきた。
アザミウマやハダニにやられないように消毒なども行っております。
今シーズンもあと2ヶ月ほどになってきました。
ラストスパート突入です。

しかしながら、いつもと違う日常なんだよね。
関東の野菜は産地に係わらず安値。。。
埼玉もそしてウチらのグループも例外ではない。
イチゴも量が増えてくる時期なのである程度値段は下がってくるのだが今シーズンは、それ以上。
言わずもかな放射能への不安感と、イチゴ=贅沢=控える、こんな意識も少なからずありそうです。

そんな中、
農家の男性が首をつり死亡、自殺か 福島
やりきれない。
父親世代の方で、30年以上培ってきた技術で作ってきたキャベツが出荷停止・摂取制限で一瞬にして行き場を無くした訳です。
予想ですが、そのキャベツが基準値以上では無かったのではないか。
もう少し冷静になっていればと思うが、それ以上の思いだったのだろう。

正直、経験も浅くその状況にない自分には想像できない位の感情があったのだろうが、何とかならなかったものか。。。

基準値への考え方は前回のように、混乱や不信感を深めないためにも決めたルールは実行されるべきだと思っている。
しかし、この暫定基準値の運用の仕方、調査・分析の仕方、発表の仕方には疑問がある。

さらに、報道では農家への報償、補償と声が上がる。
不測の状況で、非のない農家への被害が補償されるのは当たり前だろう。
しかし、この大震災で被災したり、職を失ったのは何も農家だけではない。

被災地の方だけでなく、あらゆる産業への影響がある訳だ。

それを農家、農家という現状へも何か疑問がある。
昔から農家は生かさず殺さずと言われることがあるが・・・
自分が農家だから余計そのように見えるのかもしれない。


ちなみに埼玉も今ホウレンソウなどの放射性物質のモニタリング調査をしている。
定点で数日毎に分析する場所と、それ以外にサンプルを増やしているようだ。
今のところ、基準値以下で推移している。

今後どうなるか予断は許さない状況だが自分にできることをするだけ。

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