2010年7月20日火曜日

太陽熱

連日の猛暑日、さすがに厳しいですね。
昼休みが自然と長くなります。

午前中は、昨日に引き続き太陽熱消毒の準備。

潅水チューブ張って、ビニールで被覆して、ハウスを密封して、潅水して、完成!!!



この状態で1ヶ月弱キープされます。

土壌病害対策と除草効果を狙います。
病気は予防、草は熱で種子を発芽不能にしてしまうので面倒な除草作業を省けます。

だいたい地温が40℃以上が20日くらいあれば、病原菌は死滅すると言われています。

しかし、優良菌は死なないと考えられています。


でも、これって実に人間に都合の良い解釈かなと。

生き残れる菌は、耐熱性に優れた菌であること、それを優良と見なしているだけでは。
病原菌以外でも耐熱性が弱ければ死滅します。

それに対し、病原菌は植物に対して寄生、感染することで生き残ることを選択し、熱に強くある必要性がないだけではないかと考えます。

物は考えようでしょ。
菌だってどうやって生き残ろうか必死でしょうからね。
そして、そこに多様性が生まれるんでしょうね。

しかし、同じ物を栽培し続け、太陽熱消毒であれそれを繰り返すと、菌層は単純になり病気も出やすくなると思われます。
農業環境における土壌微生物の世界は、実際にどうなっているかは、未だによく解っていません。
研究者が日々取り組んでいる課題でもあります。
よくわからないが故に色々な考え方や資材が販売されているんですよね。


さてさて、ではウチのハウスが実際どのくらい暑くなるかも書いておきます。
学生時代に試験で地温、ハウス内気温を1ヶ月計測しました。

ハウス内気温は平均37℃、最高気温は68℃に達しました。
地温(深さ15cm)はというと平均40℃、最高地温は50℃でした。

う~ん、恐るべしソーラーパワー

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