2013年8月6日火曜日

育苗ちう。

イチゴ屋さんは今、年末からの出荷に向けて土づくりや太陽 熱処理などの作業を本圃では進めています。

更にその一方で、イチゴを実らせるための株を作っていま す。 イチゴは親株からランナーと呼ばれる子株が出て増えていく 植物です。 今の品種は種をまいて芽が出てといった方法で増やすことは ありません。

写真はその育苗方法の一つで隔離育苗床での栽培方法です。 実はこの方法、絶滅危惧種な方法で今のイチゴ屋さんで採用 してる方はほとんどいません。 今はポットに受けたりして栽培する方がほとんどです。

大部屋雑魚寝のような宿は減り、個室完備のホテルが増えた ような感じでしょうか。

この方法、実はそんなに育苗には手間がかからないというメ リットはありますが、 (ウチの人員ではこのような方法が合理的) 毎年同じ土を使うので病気になるリスクはたかまるデメリッ トもあります。 また、苗質のコントロールがしにくいという事もあるでしょ う。 その辺のデメリットが今採用されなくなってきた理由と思い ます。

ウチも今の設備が老朽化したら別の方法になるでしょう。

ちなみに、イチゴの親株付近に植わってるネギ。 こうするとネギの根っこの周りにいる微生物がイチゴの病気 になる病原菌をやっつける(拮抗作用)効果があると言われて います。 まぁ実際はおまじないのようなところではあるのですが、や れることはやるのです。

今年は天候がいまいち安定しなくて育苗にも気を遣います。

そして、あと1ヶ月もするとここにある苗たちは、土づくり の終えた本圃に植えられていきます。

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