2011年6月13日月曜日

隔離床を消毒します。

午前中は雨が残ったり、足下がぬかるんでいるであろう事からお休み。

お仕事は午後から。

今日は、来シーズンの育苗をお休みする隔離床の土壌消毒の準備。

ウチには、9床の隔離育苗床がある。
昨年から、2床ずつ1回休みで土壌消毒を長めにしている。


理由は、イチゴ萎黄病の発生が目立つようになったから。
土壌中の微生物、フザリウムというカビが原因の病気で酷くなると枯れてしまう。

フザリウムという菌は土壌中には必ずいると見ても間違いではない。
ただし、イチゴに感染する菌はイチゴにしか感染しないなど宿主特異性がある。

苗の段階で感染してしまうと完全にアウト。
本来隔離していることで病気にはかかりにくいはずなんだけど、どういう訳か隔離床にも進入してくるやっかいな奴ら。
隔離といっても、完全に環境をわけている訳でもなく、大きな大きなプランターで育苗してると思ってもらえばいい。
だから、親株に感染があったり、周りの環境から進入する可能性も充分あるはず。


という訳で、対策が必要。
育苗は、隔離床の他に、数年のローテーションで移動しながら作ってる露地床もあるので、隔離床の重要性を下げ消毒に時間をかける事にした。

対策として、従来育苗中の夏場、太陽熱と薬剤(バスアミド)を併用した処理で土壌消毒をしてフザリウム属菌を低減させる事を試みている。

咋夏はまず、その前の年に萎黄病が酷かった隔離床から開始し、今年は去年育苗して萎黄病が出ててところ。
去年の結果も、これから出てくる訳だが今年も続けて処理をする。


さぁどうなるかな。

0 件のコメント:

コメントを投稿