2010年1月25日月曜日

食品バイオマス活用推進シンポジウム

今日は、午前中だけ収穫して
埼玉県の主催で行われた食品リサイクル推進シンポジウムに行ってきた。
学生時代は研究室で色々やっていたからあんまり出かけてまで聞くことはなかったけど、
就農してからは自分から出て行かないと情報収集は出来ませんね。

今回は、寄居の堆肥センターを運営している方から紹介があったので関係者の方とも名刺交換なんぞしてきました。

さて内容は、
全体的に行政や企業向けで、
農水の取組み、食品リサイクルの最近のトピックの紹介、
産官協力による食品廃棄物の回収、堆肥化、特産米の生産、販売までを確立し、バイオマスタウン構想が成功した数少ない事例、福島県富岡町の紹介
埼玉県内の事例紹介
パネルディスカッション


福島県富岡町の事例は結構興味深かったね。
http://www.biomass-hq.jp/biomasstown/index_map.html
堆肥化施設とはいえ産業廃棄物処理という側面もあるから住民の理解とごみの分別は重要な課題。
また作った堆肥を散布する組合を作るといった点も成功のポイントのようでした。
確かに高齢化が進み、手間のかかる堆肥散布は、水稲農家にとって特に敬遠してしまうもの。
そして、生産されたお米もブランド化し販路も確保されていました。
食品リサイクルによって地域振興も図られた訳です。

農業と地域振興は、どの地域にもいえることだし自分の町はどうかっても考えちゃうね。
この場に地元の関係者がいなかったのが残念。。。
ウチの町ってこういうの考えてんのかな、後で役場行って聞いてみよ。


堆肥の使い方にはちょっと疑問があってそのままで大丈夫かなって気になったけどね。。


今回のシンポジウムは出席者100名のほとんどが関連企業と行政の人たちだけだったのが残念だったと思う。
生産者どころか一般参加者すらほとんどいない。
そもそも行政、特に農業や環境に関わる人はこれくらい知っててよって思う。
こういうシンポジウムは、生産者や消費者をもっと参加させて議論して、相互理解を深めることがもっと必要だと思うんだよね。

数少ない成功事例のようなので、何か今後の参考にしたいものです。

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